腰痛の方におすすめの敷布団を専門家目線で解説

腰痛の方が敷布団を選ぶ際のポイント

お客様から頂戴するお問い合わせで「腰痛」をお持ちの方からのご相談がございます。

腰痛の原因は様々で、筋肉の緊張やストレス、運動不足、姿勢の悪さ、腰椎椎間板ヘルニア、骨粗鬆症、内臓の疾患などが考えられます。

 

原因や症状によりそれぞれ合う敷布団が違いますので、硬いお布団・やわらかいお布団のどちらがお客様に合っているかは残念ながらご提案をさせていただくことが出来ません。

また、寝姿勢や敷布団の寝心地の感じ方には個人差があります。

 

サカイ

ここでは、敷布団のサイズ・厚さ・硬さ・重さなどに加えて、腰痛の方にチェックをしていきたい「体圧分散性」についてご説明します。

 

 

敷布団の体圧分散性とは

腰痛の方が睡眠の際に痛みを感じられている場合は、腰に負担がかからない寝姿勢を保つ必要があります。

睡眠時に腰にかかる負担は、敷布団の硬さや反発性、そして体圧分散性によって変わってきます。

 

体圧分散性のない敷布団の場合

 

体圧分散性のある敷布団の場合

 

体圧分散性がある敷布団でおやすみになると、敷布団にかかる体圧が一か所に集中するのを防ぐ効果があり、身体にかかる負担を分散することで、血流が良くなり、快眠出来ることが期待できます。

 

体圧分散性のある敷布団やマットレスや敷パットには、体圧を分散する効果のある素材が使われています。

体圧分散性の素材は、人の体の重さに応じて柔らかくなったり、反発力で支えることで、敷布団にかかる体圧を分散することができます。

 

敷布団の体圧分散性素材とは

体圧分散性の寝具には、いろいろな特長のある素材が使われています。

例えばウレタンは軽量で柔軟性があるので、やわらかく沈み込む低反発素材としてよく使われています。
(ウレタンは比較的硬さを調整しやすいため、硬めのマットレスや布団にも使用されることがあります。)

敷布団の中芯として圧縮された固綿や体圧分散効果のある特殊な繊維が使われている商品も販売されています。

それぞれ反発性、通気性、耐久性などが違います。

素材により寝心地が変わってきますのでご自分に合ったものを選ぶことが大切です。

 

敷布団の仕様

敷布団の仕様は、使われている素材やキルティング(縫製)の仕方などたくさんの種類があります。

 

いわゆる和布団は、中綿が綿のみで作られているものが主流です。

一方、ポリエステル素材を使った敷布団には、ポリエステルの圧縮固綿などを中芯にして上下を中綿で挟んでおり何層かで構成されている商品も販売されています。

 

圧縮固綿をくるむ中綿には抗菌・防ダニ・防臭効果があるものもあり、それぞれ素材の特長があります。

へたりにくさや、底付き感はおやすみになる方の体型や使用状況によっても変わってきますが、敷布団の中芯に体圧分散性を考えた固綿が入っており中芯を綿でくるんだ形で作られている敷布団は、一般的に綿のみで作られている敷布団よりもへたりにくく作られています。

 

また、腰痛の方の中には、キルティング(縫製)の仕方によりキルト部分の凹みが気になる方もあるかもしれません。

敷布団の購入を検討されている場合は、商品の詳細を確認しましょう。

 

腰痛の方におすすめの軽い敷布団

お布団に湿気がこもるのを防ぐためにもお天気のよい日には干すことをおすすめしたいのですが、お布団が重いためにお布団を運ぶのに苦労をされていることがあります。

無理をして重たい布団を抱えてしまうとかえって腰痛を悪化させてしまうことにもなりかねません。

比較的扱いやすい重量の軽い敷布団をご紹介します。

 

軽くて体圧分散効果もある敷布団

超軽量 プロファイル軽量タイプ三層敷布団シングルサイズ抗菌防臭加工中綿使用点で支える敷布団
  • 中芯にはプロファイルウレタン、生地にも軽量生地を使用しています。
  • 軽量タイプなので、布団の上げ下ろしや布団干しが楽にしていただけます。

 

体圧分散効果のある固綿を使用した敷布団

日本製三層軽量敷布団体圧分散アクフィット中綿使用V-Lap使用無地シングルサイズ防ダニ抗菌防臭吸汗速乾加工中綿使用

敷布団は使用しているとどうしても体圧がかかる箇所がへたってしまい、底付き感がでてくることがあります。
こちらの敷布団はお布団の中芯に縦並び繊維の「V-Lap」を使用しているので軽くてもへたりにくい敷布団です。

 

腰痛には硬い敷布団がよい?

腰痛の方が硬い敷布団とやわらかい敷布団のどちらをお使いになる方がよいかは、原因や症状により違ってきます。中綿がやわらかすぎると腰部分が沈み込み、寝返りが打ちづらく、腰痛の原因になる場合があります。
寝返りの点では、硬い敷布団の方が寝返りが打ちやすいです。

ただ、硬い高反発の敷布団の場合は身体と敷布団の間に隙間が出来てしまうと体圧が集中した箇所に痛みを感じる場合もあります。

身体と敷布団の隙間を埋めるには、腰枕や敷パットを併用するとよいでしょう。

 

硬めの敷布団のご紹介

寝心地の感じ方には個人差がありますが、当店の硬めにお作りしている敷布団をご紹介します。

ノンスタック腰椎サポート敷き布団シングル硬め布団日本製抗菌防臭SEKノンスタック固綿50mmボリューム三層敷き布団

硬い敷布団をお探しの方におすすめの敷布団です。

  • こちらの敷布団は、ポリエステル圧縮固綿を中綿で挟んでお作りしています。
  • 中芯の固綿が体圧を分散し、腰への負担を軽減します。

 

腰痛には体圧分散性と反発性を考えた敷布団がおすすめ

敷布団を選ぶ時にはご自身の寝姿勢にあった適度な硬さや反発性であることが大切です。

寝返りが打ちづらい場合には、敷布団がやわらかすぎて身体が沈み込み過ぎている場合があります。
睡眠中に寝姿勢を変えることが難しく腰に痛みを感じているのかもしれません。

 

敷布団が硬すぎるために腰椎部分が浮き腰尻部に体重が集中している場合は、体圧分散性のある寝具を使ってみてはいかがでしょうか?

 

体圧分散性と適度な反発性の素材を使用した敷布団

【日本製】Recovery Design敷布団 シングル(リカバリーデザイン敷布団) 敷布団 腰痛 体圧分散 極厚ボリューム7層構造敷布団
  • 表面はやわらかく優れた体圧分散性がありながら、内側の高反発素材が身体が沈み込み過ぎるのを防ぎます。
  • ボリュームがありますので持ち運びが難しい場合は、湿気をとるために部屋の壁に立て掛けるなどするとよいでしょう。

 

 

腰痛の方におすすめの敷布団について最後に

敷布団はご自分の身体に合わせたものを選ぶことが大切です。
硬さや反発性は、敷布団の素材や仕様によって変わってきます。
寝姿勢は個人差がありますので、寝返りが打ちやすいかもチェックしましょう。

腰痛の方が自分に合う敷布団を選ぶには実際に寝てみて試すのが一番よいのですが、ネットショッピングではそれがかないません。

 

サカイ

〇日間返品保証という商品も販売されていますので、返品条件等を確認の上、検討してみるのもいいかもしれません。

 

腰痛の原因は様々ですので、痛みがひどい場合は整形外科等で腰の状態を確認したうえで、寝姿勢や適応の敷布団タイプ等をご相談されることをお勧めいたします。

 

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