羽毛ふとんの打ち直しと買い替えどちらがお得?羽毛ふとんのリフォームとは?

愛用している羽毛ふとんのボリュームが物足りなくなってきたと感じている方はいらっしゃいませんか?

長く使われた場合は、買い替え時と考える方もいらっしゃるでしょう。

羽毛ふとんは、リフォームすることが出来るのをご存知ですか?

リフォームはどこまで手を加えるかコースによって費用が変わってきます。
お気に入りのおふとんを打ち直し(リフォーム)するか、買い替えるか迷いますよね。

サカイ

今回は、羽毛ふとんのリフォームの良いところと問題点についてお話します。

 

 

羽毛ふとんのリフォームとは?

和ふとんの打ち直しについて聞かれたことがありますか?
和ふとんの打ち直しは、中の綿を取り出しゴミを取り除き、機械で綿をほぐして柔らかくし、へたっている場合は新しい綿を補充して新しい側生地に詰めてお布団に仕上げます。

羽毛ふとんの場合は当店では「リフォーム」と呼んでいます。
リフォームでどのように羽毛ふとんが生まれ変わるのかご説明します。

 

羽毛ふとんのリフォームを検討する目安

羽毛ふとんのリフォームを検討する目安は次のような点が挙げられます。

側生地のトラブル

  • 側生地が破れていませんか?
  • 中身の羽毛が吹き出してきませんか?
  • 側生地が汗などで汚れていませんか?

 

使用感

  • 羽毛ふとんの膨らみが減ってきた
  • 使い始めのような暖かさが感じられない

 

 

羽毛ふとんのリフォームの作業

羽毛ふとんのリフォームは、お店によりいろいろなコースが用意されています。
ここでは当店でご案内している「羽毛丸洗い・側仕立て替え・足し羽毛200g」コースについてご紹介させていただきます。

1羽毛を洗います
油脂分を守りながら、汚れを丁寧に洗浄します

2羽毛をパワーアップ加工する
傷んだ羽毛やゴミを取り除き、高温スチームとパワーアップ加工を施し、ふんわりとした羽毛に復活させます

3新しい側生地に羽毛を吹き込む
注意側生地は、新しい側生地に取り換えとなります。
スタンダードタイプとグレードアップタイプがございます。
お色については、ピンク・ベージュ系 または ブルー・グリーン系のご選択となり、色柄のご指定は出来ません。

4洗浄・加工作業により羽毛が目減りしますので、新しい羽毛を200g足します
新しい羽毛200gは、2タイプからご選択いただけます

 

羽毛ふとんリフォームの良いところ

素材や仕様、ご選択いただくリフォームのコースにより変わってきますが、買い替えよりは費用を抑えることが出来る場合があります。

側生地は新しいものに取り換えとなりますが、婚礼の品など思い出の羽毛ふとんを長くお使いいただくことが出来ます。

 

羽毛ふとんをリフォームする問題点

羽毛ふとんをお預かりしてから仕上げまでお時間がかかります。
羽毛ふとんを使わない時期にリフォームされることをおすすめします。

また、お預かりする羽毛ふとんの状態によってはリフォームが出来ない場合があります。

 

丸洗い・仕立て替えをご検討中の方へ

羽毛ふとんリフォームは、コースにより価格が変わってきます。
丸洗い・仕立て替えコースの一例をご案内します。

羽毛ふとんリフォーム仕立て替え&羽毛洗浄羽毛軽量生地/ホワイトダウン85%【シングルサイズ】

 

▲羽毛布団収納についてはこちらをご参考ください

 

羽毛ふとんを買い替える場合

羽毛ふとんを選ぶ場合、何をチェックされていますか?

羽毛ふとんは、ダウンの種類、産地、ダウンとフェザーの比率、羽毛の洗浄方法や場所、また、側生地の種類、キルト方法、ラベルの有無などにより品質や価格が変わってきます。

何を基準に選べばよいのか迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

羽毛ふとんの素材の違い

まずは、「羽毛」と「側生地」の種類と違いについて解説します。

羽毛の違い

羽毛ふとんについている品質表示やラベルをご覧になったことがありますか?
チェックをしていただきたい項目をご説明します。

 

羽毛のダウンパワーとは?

ダウンパワーは、羽毛のふくらみを表す数値です。
JIS L-1903のかさ高性試験方法で測定されます。

ふとんの中の羽毛と同じ程度の圧力をかけた時の、1gあたりの体積(cm3/g)の数値です。
数値が大きいほど大きくふくらむことを表していて、高品質な羽毛です。
羽毛ふとんの厚みや羽毛の量のことではありません。

 

ダウンパワーのラベル表示

羽毛のダウンとフェザーの違い

ダウンはタンポポのような形状をしていて、大きい方が品質が良いとされています。
羽毛ふとんでは、ダウンの比率が多い方が保温性が高く、耐久性があり高価とされています。

フェザーは、一般的には中心部に羽軸が通っています。
長さが6.5cm未満のものがスモールフェザーと呼ばれます。
フェザーは、小さい方が品質が良いとされています。

 

羽毛ふとんの側生地の違い

羽毛ふとんの側生地ダウンプルーフ加工とは?

羽毛ふとんの側生地は、羽毛が飛び出さないようにダウンプルーフ加工(のり状のもので生地の目をつぶす加工)がしてあります。
繊維の1本1本が細く、織り目密度が詰まっている生地ほど、少しのダウンプルーフ加工ですむので、生地が柔らかく肌ざわりのよい生地になります。

羽毛ふとんの側生地の打ち込み本数について

通常打ち込み本数とは生地1インチ(約2.5cm)四方の中に織り込まれている、縦糸と横糸の合計本数で表します。
打ち込み本数が多いということは、それだけ細い糸を使用していて織り目密度が詰まっているということです。

羽毛ふとんの側生地の種類について

羽毛ふとんに使われている側生地の例をご紹介します。

軽量タイプ
軽量タイプには、ポリエステル・綿混紡が多く使われています。
ふんわりと軽く、すべすべツルツルとした肌ざわりが特徴です。

綿ブロード 打ち込み本数 230本
木綿糸で平織りした薄手の生地で、ソフトな肌触りが特徴です。

60サテン 超長綿
80サテン 超長綿

超長綿とは、コットン(綿)の種類のひとつで、平均繊維長35mm以上のものを指しています。
60番手よりも80番手の方が細い糸を使用して織り上げた高密度な生地です。
60サテンも光沢があり高級感がありますが、80サテンはさらに高級とされています。

羽毛ふとんの仕様の違い

羽毛の充填量の違い

羽毛ふとんに充填されている羽毛の重量は商品により異なります。

 

羽毛ふとんの縫製方法の違い

立体キルト
表生地と裏生地との間にタテにマチを作ることで高さ(厚み)を確保します。
羽毛掛ふとんのキルト方法としては、最もポピュラーな縫製方法で、保温性があります。

ツインキルト
二層構造のキルト方法です。
上層と下層のキルトの位置をずらすことで、羽毛の片寄りを防ぐことが出来ます。

 

羽毛ふとんのラベル表示について

羽毛ふとんに「ゴールドラベル」がついている場合、星の数(3~6)で品質性能が表示されています。
ゴールドラベルは、羽毛ふとんとしてのトータルの品質を保証する安心のラベルとして、日本羽毛製品協同組合が発行しているものです。

 

プレミアムゴールドラベル (ダウンパワー 440dp以上)

ロイヤルゴールドラベル (ダウンパワー 400dp以上)

エクセルゴールドラベル (ダウンパワー 350dp以上)

ニューゴールドラベル (ダウンパワー 300dp以上)

 

おすすめの羽毛ふとん

羽毛ふとんの買い替えをご検討中で、買い替えの費用を抑えたい方におすすめの羽毛ふとんをご紹介します。

日本製 羽毛掛けふとん シングルサイズ

 

日本製 アースダウン 無地 ナチュラル 羽毛掛けふとん シングルサイズ (TCNDS)

 

羽毛ふとんのリフォームと買い替えについて最後に

羽毛ふとんは、側生地と羽毛をリフォームすると長くお使いいただくことが出来ます。
費用はかかりますが、リフォームすることでより快適にお使いいただけます。

暖かさの感じ方は個人差があり、お住いの環境によっても変わってきます。

 

サカイ

新しい羽毛ふとんの購入をご検討されている場合は、ラベルや羽毛のダウンパワー、側生地などをチェックして検討されてみてはいかがでしょうか?

 

 

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