毎日使う枕、寝汗などで汚れたり臭いが気になる時どうしていますか?
就寝中私たちの身体から排出される汗やフケやアカはダニの格好の餌になってしまいます。
アレルギーをお持ちの方はハウスダストなどが原因で症状が出ることもありますので出来れば洗って清潔に保ちたいですよね。
ここでは枕を洗う際の注意点と洗える枕の選び方についてご紹介します。
▼目次(ジャンプします)
▼洗える敷布団についてはこちらをご参考ください。
▼洗える掛布団についてはこちらをご参考ください。
洗える枕の条件
枕が作られている素材は様々で、洗えるものと洗えないものがあります。
洗えない素材で作られている枕を洗ってしまうと、縮んでしまったり中の詰め物が片寄ってしまったりして使えなくなることもあります。
枕を洗いたい場合は、洗う前にお使いの枕が洗えるか枕についている洗濯表示をチェックしましょう。
洗濯表示を確認しましょう
洗濯表示に「手洗い」や「洗濯おけ(桶)の形の洗濯マーク」がついている場合はご家庭でお洗濯が可能です。
洗濯おけ(桶)の形の洗濯マークに×が付いている場合は、洗えません。
また、お洗濯をする場合は 通気性のよい素材で作られている方が、短時間で乾きます。
パイプ枕のように中が空洞になっている素材の場合は中に水が溜まっている場合がありますので干す時に枕の向きを変えるなど水を出すようにしましょう。
これから枕の購入を検討されている場合は、乾きやすい素材が使われているかも確認するとよいでしょう。
枕を洗う方法
手洗いで枕を洗う方法
1.洗濯表示の確認
当店の洗える枕 「頸椎サポート枕」を例に洗い方をご説明します。
こちらの商品は、「手洗い」が可能な商品となっております。
長くお使いいただくためにも「手洗い」と表示されている場合は洗濯機を使わずかならず手洗いしてください。
2.手洗いの場合
- おけに洗剤(中性洗剤)を溶かした水を入れ、枕をつけます
- 水の温度は、約28℃(ぬるま湯)がよいでしょう
- ぎゅっと押し込みながら水を含ませていきます
- ぎゅっぎゅっと押し込むように枕を洗います
- ある程度洗えたら水を替えて洗剤の泡がなくなるまで押し洗いしてください
3.脱水します
- 洗濯ネットを使用してください
- 枕の大きさにもよりますが、洗濯機の脱水で約30秒で、ほぼ水気はとれます
- 表面は若干湿っている程度です
- ※全自動洗濯機の場合は、「脱水コース」や「脱水ボタン」で弱め・短めに設定してください
- ※乾燥機は使用できません
4.干します
- 形を整え、干します
- 冬やお天気の悪い日は乾くのに時間がかかる場合があります
- 晴れた日の午前中に干すと乾きが早いです
お洗濯の際は、他の洗濯物と分けて、手洗いで洗って下さい。
先のとがったものや鋭利なもので引っ掛けて破らないようにご注意下さい。
タンブラー乾燥は出来ませんので、ご注意下さい。
頸椎サポート枕についてもっと詳しくは商品ページをご覧ください。
洗濯機で枕を洗う方法
当店の商品「Fossflakes(フォスフレイクス)(TM)ウォッシャブルピロー」を例にご説明します。
1.洗濯ネット等を使用された方が安心です
2.お洗濯の際は、60度以下のお湯で洗って下さい
お洗濯の仕方はお使いの洗濯機の取扱説明書をご確認ください
3.干します
形を整え、干します
冬やお天気の悪い日は乾くのに時間がかかる場合があります
タンブラー乾燥もお使い頂けます。その際は45分以内でご使用ください
枕本体の洗濯表示に洗濯可能の表示があれば、お洗濯は可能ですが手洗いのみ可能(洗濯機でのお洗濯は不可)の場合がありますので枕についている洗濯表示を確認しましょう。
洗える枕と洗えない枕の違いは?
洗える枕と洗えない枕の大きな違いは使われている素材によるものです。
洗える枕の購入を検討されている場合、どのようなことをポイントに枕を選べばよいでしょうか?
洗える枕は何が違うの?
洗える枕を選ぶ際のポイントをご説明します。
生地の違い
まずは「生地」が洗っても縮まないことです。
綿生地の場合は防縮加工がされていること、ポリエステル100%や混紡の生地の場合は 洗っても縮まない生地であればお洗濯が可能です。
中材(詰め物)の違い
次に、中材(詰め物)に洗っても片寄らない素材が使われていることです。
洗える枕の中材(詰め物)は「ポリエステル綿」や「ポリエチレンパイプ」などがよく使われています。(ポリエステル綿の枕でも片寄りを防ぐ加工がされていない場合もあります)
一般的にポリエステル綿はやわらかく、パイプ枕は硬めの寝心地です。
「樹脂ファイバー」を使った枕も販売されていますが、こちらは通気性や弾力性がよいことが特徴です。
洗うことが難しいとされている羽毛素材の枕も、洗うことが可能な商品が販売されています。
お洗濯が出来るかは、必ず洗濯表示を確認しましょう。
中材(詰め物)が噴き出さないこと
そして、お洗濯しても中材(詰め物)が噴き出さないことです。
特に羽毛枕の場合は、使っているうちに羽毛が側生地の小さな目を通り抜けて噴き出してくることがあります。
羽毛の噴き出しを防ぐために生地が二重になっている商品がおすすめです。
羽毛は動物性の素材のためアレルギーをお持ちの方は使用可能か確認しましょう。
尚、お洗濯の仕方や干し方については、製品の洗濯表示を確認しましょう。
洗えない枕はなぜ洗えないのか
低反発枕の素材としてよく使われているウレタンの多くは洗うことが出来ません。
高密度なため通気性が悪く、濡らしてしまうと乾きづらい素材です。
また水分を含むと強度が低くなってちぎれてしまうこともあるそうです。
低反発枕は体圧分散性に優れていますので、寝心地の点でウレタン素材の枕を愛用されている方もいらっしゃると思います。
洗えない枕の場合は、枕カバーを付けて使用し、こまめに枕カバーをお洗濯するとよいでしょう。
そば殻枕も一般的には洗えません。
湿気をためないように、風通しの良いところで干すとよいでしょう。
注意:詰め物がそば殻の枕は、そばアレルギーの方はアナフィラキシーショック症状が出る場合がありますのでご使用いただけません。
また、デザインや、染色(色移り)、プリント(印刷)、装飾品の関係でお洗濯が出来ない場合もあります。
お洗濯する前に必ずお洗濯が可能か商品の洗濯表示を確認しましょう。
また、干し方についても天日干し出来ない場合がありますので洗濯表示を確認しましょう。
洗える枕のメリット
洗うことでアレルギー対策
枕は顔に一番近い寝具なので、アレルギーをお持ちの方は特に慎重に選びたいですよね。
アレルギーの原因物質は、ダニ・ハウスダスト・花粉など人それぞれ違います。
せっかくのおやすみの時間が、かゆみやくしゃみで熟睡出来なくなっては困りますよね。
アレルギー対策の寝具は、高密度な生地でアレルギー原因物質の侵入を防ぐものや抗菌加工をした素材を使用したものなどが販売されています。
洗える枕は、洗うことでダニやハウスダストなどのアレルゲンを除去することが期待できます。
洗えない枕はどうすればよい?
洗えない素材の枕を水に濡らしてしまうと、お気に入りの枕が使えなくなってしまうことにもなりかねません。
枕カバーを付けて使用し、枕カバーをお洗濯しましょう。
また、干し方の表示を確認し、天日干しや陰干しをするとよいでしょう。
洗える枕の選び方
枕は毎日使うものなので、自分の好みの寝心地であることが大切ですよね。
洗える枕の中材(詰め物)の違いについてご説明します。
やわらかい洗える枕
一般的にポリエステル綿はやわらかい素材です。
洗える枕にも多く使われています。
羽毛を使った枕もやわらかい寝心地です。
洗えないものが多いですが、洗える羽毛枕も販売されています。
ダウン(羽毛)とフェザー(羽根)の割合や羽毛の量でやわらかさが変わってきます。
ご購入の際には商品の詳細を確認しましょう。
尚、羽毛は動物性の素材のためアレルギーをお持ちの方は使用可能か確認しましょう。
硬い洗える枕
ポリエチレンパイプやポリエステル繊維素材を使った枕は、ソフト(やわらかい)タイプとハード(硬め)のタイプがあります。
硬さの感じ方や好みは個人差がありますので、実際にさわってみて試してみることが一番よいのですが、インターネット通販などの場合は商品情報をチェックするようにしましょう。
速乾性のある洗える枕
枕をお洗濯する場合、洗える素材で作られているかと合わせて大切なのが乾きやすさです。
お洗濯後、長時間湿気を含んでいると雑菌の繁殖や生乾きの臭いも心配ですよね。
当店のAraemaxアラエマックスシリーズは、お洗濯が可能な素材でさらに速乾性に優れた素材を使用していますので、枕を洗いたい方におすすめです。
おすすめの洗える枕
枕を洗いたい方におすすめ
洗える素材で速乾性に優れた枕です。
洗える羽毛枕をお探しの方におすすめです。
こちらの商品は、羽毛の吹き出しを防ぐため生地が二重構造になっています。
枕は吊り干ししやすいように、コーナーにループがついています。
羽毛は動物性の素材のためアレルギーをお持ちの方はご注意ください。
まとめ
枕を選ぶ時のポイントは、まずはサイズや高さが頭や首と合っているかです。
仰向け寝か、横寝か、うつぶせ寝か、寝姿勢によっても自分に合う枕が変わってきます。
また、反発力や硬さは寝返りのしやすさにも関係してきます。
ご自分に合った枕をさらに気持ちよく使うために枕を洗ってみませんか?
清潔な枕でぐっすり眠れば、翌朝気持ちよく目が覚めそうですよね。
アレルギーの原因物質は人により違いますので、アレルギーをお持ちの方は素材にアレルゲンとなるものが使われていないかも確認するようにしましょう。